声楽・合唱と車好きのブログ

趣味だからこそ極めたい。そんなアマチュア声楽家の日記兼雑記です。レッスンの申込みも受付中です。

趣味の声楽・合唱に関すること、車に関することについて、日記・雑記形式で書いています。
結構毒舌になることがあるので、その点ご容赦くださいませ。

私の音楽歴

私の音楽歴を書いてみます。平坦な道のりではなく、少し長くなりますので、お時間のある方のみお付き合いくださいませ。


○中学~高校


私は中高一貫の男子校出身ですが、吹奏楽部に所属してホルンを担当しておりました。
この頃は全く歌に興味は無く、カラオケにも行ったことが無いほどでした^^;


○大学1年


吹奏楽は吹奏楽で楽しかったですが、常に楽器を持ち歩かなければならない不便さがありました。また、メンテナンスも結構面倒だし、寒暖でピッチも狂いやすいので、もっと手軽にできることはないかなーと思っていました。そんな矢先に、合唱というジャンルの存在を知りました。当時(今も)の私は単純だったので、「歌なら何も持たなくてもできるしタダじゃん!」と混声合唱団の門を叩いたわけです笑


発声の”は”の字も知らずに入っていったわけですが、とりあえず適当に声を出させられ、先輩の鶴の一声でパートが決まりました。


「うん、君はテノールだ」


てのーるってなんだろう?


とか思いながら「わかりました!」と入団したのです。。。


○大学2年


テノールで歌い始めたはいいものの、高音がきついです。そりゃそうですよね、だって本来の私の声種はバリトンなんですから。だけど、当時の私も周りもそんなことは知ったこっちゃありません。


「ミ」とか「ファ」はテノールには何でもない音ですが、バリトンには高い音です。当然初心者の私が上手く出せるはずもありません。しかし、出ないからと言って無理をしていると、先輩から「お前やる気無いなら、帰れよ」等と罵声を浴びせられました。今考えるとこの合唱団の先輩方の人格的問題が非常に大きかったのですが、当時の私はやはり、「そういうものなんだな」と思うしかなかったのです。


大変に辛い合唱生活でした。


○大学3年


大学の合唱団では、3年が運営学年となります。私も団長やパトリの責を担うことになりました。後輩もたくさん入ってきます。そんな中で相変わらず高音が上手く出せない自分は、「俺には歌の才能は無かった。こんな辛いことはもう辞めよう」と思うに至っていました。相変わらず先輩と顔を合わせれば、「下手糞は家で寝てろ」的なことを毎回言われるわけです。本当に嫌でした。同期や後輩がどう思っていたかわかりませんが、定演まで団長として務め、潔く退団いたしました。


歌うことは下手なりに好きでしたが、これで合唱とは縁を切ろうと決意したのです。


○社会人2年目


音楽関係と完全に疎遠になっていた頃、直属の上司に職場合唱団に加入している方がいらっしゃいました。そして、どこで聞きつけたのか、私が合唱経験があることを知って、勧誘してきたのです。当時の職場合唱団は人数も少なく弱小でしたから、人が欲しかったのでしょうね。私としては、「うわー、もう合唱は勘弁してよ」という気持ちでいっぱいだったのですが、上司の誘いを無碍に断るわけにもいかず、見学だけという名目で練習に参加したのです。


そうしたら、その日のうちに団長から「ぜひ、入団して欲しい」と言っていただきました。大学時代は、口を開くたびに「辞めろ」「帰れ」と罵られていたので、その言葉に非常に感動したのを今でも覚えています。大学時代が異常すぎたのであって、これが普通なんですけどね^^;


ということで合唱活動を再開しました。まだ自分はテノールだと思っていたので、テノールでの参加です。


○社会人3年目


合唱団の方とも相談し、バリトンに移ることになりました。第一印象は、「ヘ音記号読めないよ・・・」でした笑


いや、でも適正なパートで歌うって本当に重要なことですね。バリトンに移った途端に、私の声は自由に音楽的に旋律を奏でられるようになったのです。


「俺の3年間は何だったんだ」


正直そう思いましたよ。そして、より専門的な技術を習得したい!と思うようになったのです。


そこで、職場合唱団のボイストレーナーとして招聘されていた先生が常任指揮者を務めていらっしゃる団を紹介していただき、研修団員として参加することになりました。


それが、Y混声合唱団です。


同時に声楽にも興味を持ち、HPで検索して良さそうだったテノールのK先生に師事することになりました。


激動の年でした!


○社会人4年目~5年目


職場合唱団とY混声を掛け持ちしながら、声楽の練習に明け暮れました。


これまで発声のテクニックを誰からも教えられなかったので、こんな世界があったんだな、と非常に興味を持って歌うことができるようになりました。


色々な声楽曲を学ぶうちにドイツ歌曲の分野に興味を持ち、リートを中心にレッスンしていただくような方向性が決まりました。現在も、K先生にはリートの表現・解釈を中心に教えていただいております。


○社会人6年目


合唱団の後輩の女性から依頼があり、個人的に発声指導をさせていただくことになりました。今のレッスン活動の原型ですね。


彼女とはレッスン以外の所で気持ちの行き違いがあり、今は生徒ではなくなってしまったのですが、当時は毎週通ってくださる熱心な方でした。


何があったかは大体想像がつくと思いますが、今では合唱団の仲間として仲良くしているのでご安心ください。


人に発声を教えるのは初めての経験でしたが、教わった生徒さんが確実に上達して歌うことが楽になるのを見るのは、とても幸せでした。


同時に、教えることで自分のテクニックの確認にもなり、より技術も強固なものになっていったのです。


○社会人7年目~現在


Facebook等でレッスン活動について書いていたところ、個人的に希望していただく方が増えました。


諸事情で入れ替わり等はもちろんありましたが、現在は4名の方に定期的にレッスンさせていただいております。もちろん私はプロではないので、無報酬です。それでも、テクニックとして自分の中にあるものは伝えてあげることができるので、生徒さんとしても新鮮でわかりやすいようですね。声楽レッスンというと、1時間10,000円前後が相場ですから、それを無料で受けられるのは、自分で言うのもなんですが相当にオトク感があると思います笑 ただし、無料だからと言って手は抜きませんよ。


また、昨年末から知人の紹介でソプラノのY先生にも師事することになりました。私は、Y先生との相性が良いのか、さらに発声テクニックへの理解が深まりました。リートばかり歌っていたのですが、今はY先生の勧めでイタリア物やアリアも歌わせていただいております。



とても長くなってしまいました。ここまで読んでいただいた方ありがとうございます。


各合唱団の活動やレッスン内容等については、ちょくちょく書いていくつもりです。

×

非ログインユーザーとして返信する