バス?バリトン?テノール?
何のことかと思われるかもしれませんが、私の声種のことです笑
声種をどのように決定するかという話になると、アカデミックで小難しい文章になりそうですので、もう少しざっくばらんに書いてみます。
私が初めて歌に触れたのは大学の混声合唱でしたが、入団時に発声したところ、「君はテノールだね」と言われました。
卒団後に声楽を始めたら、君はバスだと言われ、合唱のパートもバスになりました。
その後勉強が進み音域が広がると、ハイバリトンだね、と言われ、さらに勉強が進み声に深みが増すと、バスバリトンだね、と言われました。
そして、Y先生に師事したら、「貴方は、バリトン。ハイバリではないけど、バスバリでもない、ド真ん中のバリトンだよ。」と言われました。
こんな数奇な声種巡りをしているのは、なかなか珍しいと思います笑
それだけ私の声は珍しいタイプなのでしょう。自分でも、扱いにくい声だと思いますもの。
まず、バスやバスバリと言ってくれた人。これは、私の声域とパッサージョの位置によるものと思います。
パッサージョ域がGからCというのはどう考えてもバスの声帯ですし、実際lowCを出すことには苦労しません。
声帯が男性の中でも長い部類なのは間違いないでしょう。
だから、私自身長い間自分はバスだな、と思っていました。
一方、ハイバリやテノールと言ってくれた人。これも気持ちがわかるのです。
なぜなら、私のパッサーレの仕方が非常にテノール的だから。
私はパッサージョからアクートにかけて声が明るく変化していくため、特にF以上を歌っていると、「俺ってテノールだっけ?」と思うときがあります^^;
しかし、生理的な高音の限界はBだし、録音した自分の声を聴くと、使える高音の限界はGかGisかなと思います。
だから、テノールにはなれません。
やっぱりバリトンなんだと思います。
近いうちに、分散和音で、中音のBから高音Bまで順番に発声して、録音してみようかと思っています。
今だいぶ花粉にやられてますけどね。。。