声楽・合唱と車好きのブログ

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ファルセットの息①

先週末の記事の続きです。女性にはあまり参考にならない内容かもしれませんが、男性はこういうところで苦労しているんだなーと思いながら読んでいただければ幸いです。


”ファルセットの息”は、私が指導する出発点、前提となる息の種類です。


男性にとってのファルセット(の息)は、地声と裏声、あるいは胸声と頭声の橋渡しをする役割があります。さらっと書きましたが、非常に重要なものであることがわかります。


ここで注意していただきたいのは、ファルセット”の息”であって、ファルセットではありません。よくミックスボイスを解説したもので、裏声を地声に、あるいは地声を裏声に「混ぜる」というものがありますが、これは非常に不正確で正しくない表現だなぁと思います。ミックス(混ぜる)という言葉がこういう誤解を生むのでしょうね。


まず、裏声を地声に混ぜるという概念。この考え方をするということは地声から出発するのでしょうが、この時点でファルセットの息ではないのでこれではベルカントには至りません。論外。


次に、地声を裏声に混ぜるという概念。こちらは裏声をベースにするのでファルセットから始まるのでしょうが、ファルセットでは声帯閉鎖が不十分なのでやはりベルカントには至りません。ただし、ファルセットの息から出発はできているので、使いようによっては練習メニューに組み込むことはできます。また、カウンターテナーに限ってはこの練習が極めて重要な意味を持ちます。


正統なベルカントの場合、何かを別のものに混ぜるという概念はありません。強いて言えば、最初から混ざった状態で全部同じように歌うのです。(だから、ある意味ベルカント唱法は究極のミックスボイスとも言える)


パッサージョで意図的に被せたり、アクートで声を後ろに引っ張ったりする声楽家は珍しくないですが、私がY先生から教わったベルカントのメソッドにはそのような概念はありません。


どうやら、伝統的ベルカントと近代ベルカントという2つの流派があるみたいなのですが、私の歌い方は前者の立場です。ただし、伝統的ベルカントの立場からすると近代ベルカントは全く異なる歌い方なので、同じ「ベルカント」という名前で呼ぶことは学習者を徒に混乱させるだけなのでは?と思います。いわゆる近代ベルカントについては、私は指導を受けたことがないので説明できないし、指導もできません・・・伝統的ベルカントの方しかわからないので^^;


明日は、いよいよどのようにしてファルセットの息を作ればよいかについて書きたいです。

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