声楽・合唱と車好きのブログ

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結構毒舌になることがあるので、その点ご容赦くださいませ。

男声とファルセット

男性には、原則として実声と対になるファルセットと呼ばれる声が存在します。


”原則として”と書いたのは、どうやら女性にはファルセットという概念が無いようで、女性的発声をする一部の男性にもそのような傾向が見られるからです。


合唱団のテノールで、アクートは無いがミックスボイスで歌っている方がいたので、「綺麗なファルセットをお持ちですね」と声をかけたところ、「僕はファルセットというのがよくわからない」と答えたのが印象的でした。ボーチェ・デ・フィンテにより喚声点を処理し、Gからは明らかにファルセットになっているのですが、自覚が無いようです。


女性についても同様で、普段から男性で言うところのファルセットーネと呼ばれる発声をしているため、そもそもファルセット(裏の声)という概念が存在しないわけです。


しかし、そうではない男性にとっては、実声とファルセットの2項対立は厄介な問題です。


実声(表の声)的思考に偏るとどうしてもパッサージョ・アクートで支障が出てきますし、ファルセット(裏の声)的思考に偏るとミックスボイス化し、いわゆる合唱声になります。


表の声、裏の声、頭声、胸声、ミックスボイス、ファルセット、アクート・・・


このようなアカデミックな勉強を始めると一体何が正しいのかわからなくなります。


私の結論から書くと、男性の場合、ベルカント唱法とは「高いポジションを掴み、ファルセットの息で歌うこと」と定義できます。勝手に私がそう解釈しているだけですからね^^;


私の指導する呼吸法は、この”ファルセットの息”が前提になっているので、この前提が無い状態で、支えやポジションのことを考えるのは意味がありません。


では、ベルカントとミックスボイスはどう違うのか。


私が思うに、ベルカントはミックスボイスの完全形態とも言えるので、ある意味ベルカント=ミックスボイスです。


ただ、巷で流行っているミックスボイスは、次のような点でベルカントと異なります。


・母音の響きが一定でない
・音域により息の指向性が変わる
・音域により響くポイントが変わる


ただし、これらはPAを使用することにより殆どカバーできるので、ポップスやカラオケを歌う際にはあまり問題になりません。


ファルセットについては、また週末に書きます。

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