声楽・合唱と車好きのブログ

趣味の声楽・合唱に関すること、車に関することについて、日記・雑記形式で書いています。
結構毒舌になることがあるので、その点ご容赦くださいませ。

喉の奥の開け方

喉の奥の開け方については、意外と詳しく言及されることが無い気がします。


少なくとも歌う際のポジションは目線の高さに来ていないといけないので、喉の奥もそれに応じた高さまで引き上げていなければいけないというのは、理屈ではわかります。


では、具体的にどこをどう操作して引き上げればいいのでしょうか?


非常に基本的な論点のようですが、私はここにすごく重要性を感じています。


喉の奥が上げられていない状態で起きる不具合としては、母音の響きが不揃いになることです。頬骨のところから息を吐けていても響きが上手く揃わない場合、支えの感覚か喉の奥の開け方のどちらかに問題があるように思います。


じゃあ私はどうやっているのか?という話ですが、色々研究しているところなので、断定的なことを書くのは控えたいと思います。


ヒントは、やはりngの口開けハミングです。


この練習は喉を開ける練習なので、このときの喉の奥の形をよく記憶することが最大のヒントになります。


とは言え、レッスン生には見本を示しながら自分の感覚について説明していますが、、


喉の奥のスペースの取り方については、奥が深いです。


興味深いのは、私の声楽技術上達のなかで、最も見解が揺れ動いたのがこの論点ということです。


初学者の頃は、喉の奥は引き上げていなければいけないと習い、そう歌おうとしていました。軟口蓋を上げる、というやつです。


勉強が進むと、それだけでは不完全であると判断し、喉頭を下げる方法にシフトしました。喉頭を下げるとは、要するに喉の奥から胸への圧力をかけるような歌い方です。そうすると、一時的にですがパッサージョ・アクートが楽になり、高音域が広がります。


しばらく、それはもう2~3年くらいその歌い方をしていたように思います。しかし、この歌い方の最大の欠点は、ホールでこれをやると響きが散ってしまうということでした。狭いレッスン室、あるいはサロンのような場所ならこれでも許容できるのですが、中規模以上のホールでは全然飛ばないんです。


そこでY先生のメソッドに出会うわけですが、今の私の考え方は、喉の奥は引き上げているべきというもの、つまり、軟口蓋を上げようとしている状態。奇しくも初学者の頃と同じ立場に戻りました。・・・もちろん、その理解度には雲泥の差があるわけですが。


プロはさておき、アマチュアの声楽家の発表会を観察していると、↑で言う初学者の状態の方が6割、以前の私の歌い方の人が3割くらいでしょうか。残り1割は、今の私と同じメソッドなのか、それとも別の何かなのか判別がつきませんが、明らかにその他9割より格段に上のクオリティの声が聴こえます。


ただ、3割の歌い方を批判するものではありません。私はこの歌い方でも大きな不具合を感じていませんでしたからね。ただ、表現できる範囲に限界が生じるのと、やはりホールで飛ばないので聴衆の心を掴むことは難しいかな、という気がいたします。

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