声楽・合唱と車好きのブログ

趣味だからこそ極めたい。そんなアマチュア声楽家の日記兼雑記です。レッスンの申込みも受付中です。

趣味の声楽・合唱に関すること、車に関することについて、日記・雑記形式で書いています。
結構毒舌になることがあるので、その点ご容赦くださいませ。

ポジションを変えないこと

歌うときにマスケラでポジションを確保した後は、ずっとそこで歌い続けるようにします。


生徒さんには、低音も高音も同じところ!歌い方を変えないで!と毎度のようにレッスンでは指導しています。極めてシンプルな指導ではありますが、これが無意識にすんなりできるなら発声についてほとんどの問題は解決しているでしょう。そのくらい、重要で難しいことです。


自分で指導しておきながらアレですけれど、私が声楽を始めたばかりの頃にそう教えられても多分意味がわからなかったと思います。不完全でもパッサージョ・アクートの形ができていなければ、このことを教えるのは時期尚早でしょう。


初級者までの生徒には、”全ての音を同じところで歌う”というれっきとした事実は伝えつつも、まずは気持ちよく息を前方に送って歌うことを中心に教えると思います。「思います」と言うのは、私の生徒は今のところ中級者以上の方しかいらっしゃらないからです。


テクニックが整理できていない段階で、音程とか支えとかごちゃごちゃ言うと”絶対に”意味がわからなくなります。でも、結構それで迷っている方、多いんじゃないかな。


話が逸れるのが私の悪い癖です^^;


さて、マスケラで歌い続けると何が良いかというと、自分から歌いに行く必要が無いので疲労が少ないことです。


丁度今ロ短調ミサをやっているので引き合いに出しますが、バッハの書く旋律は極めて器楽的です。オクターブの乱高下は日常茶飯事だし、これをポジション変えて歌っていたら本番はおろか2時間の通常練習でも喉は持たないでしょう。


声を器楽化して歌うことは、モーツァルトにも通ずるテクニックです。師匠のY先生は、「音程の瞬間移動」という独特の言葉で指導くださいます。


また、月曜日の練習音源からの抜粋になりますが、1部の終曲の初見譜読み部分を上げてみます。合唱団Sでは初見は固定ドで読んでいます。バス単独音取りなので、昨日の音源より聴きやすいかもしれません。もちろん喉は四角く開けてます。


先生「こんなん歌にやらせるなよwww」


ごもっともです。まぁ楽器に徹するのもそれはそれで楽しいですよ笑


バス音取りより

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