Y混声練習(12/23)
Y混声の最終練習でした。
モーツァルトの小ミサをやっています。
ロ短調から見ると、なんとシンプルで歌いやすいのでしょうか。ロ短調が難しすぎるというのもありますが・・・モーツァルトのシンプルさは素晴らしい。
ミサとは関係無いですが、発声において鎖骨の開きを確保することはとても重要だなと感じます。このことは歌手が意識する/しないに関わらず、どの声種であっても重要なことです。
レッスンを受けていてもしていても、全体の傾向として、高声系の人は鎖骨を開く感覚が少ないです。それに対して、低声系の人は鎖骨を開く感覚が強い。私はバスバリトンですが、この感覚が無いと少し不安定な浮いた音色の声になります。
特にアクートと呼ばれるベルカントの頭声に移行するには、正しく鎖骨を開いている感覚が必要です。鎖骨のところに息の通り道がある感覚です。
しかし、もちろん胸の高さで息を太く吐いているわけではないです。それをやるとバスの物真似になるだけです。
やはり難しいのはこの両立。すなわち、目線のポジションの確保と鎖骨の開きを両立させることです。