声楽・合唱と車好きのブログ

趣味だからこそ極めたい。そんなアマチュア声楽家の日記兼雑記です。レッスンの申込みも受付中です。

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結構毒舌になることがあるので、その点ご容赦くださいませ。

Hさんレッスン(11/28)

1年半ほどレッスンしていたHさんが、しばらくお休みすることになりました。


定演後は続ける意思を示されていましたが、色々検討された末に決断されたようです。


元々声楽を学びたいというよりも、合唱で不自由無く歌えるようになりたい、という目標だったHさん。その意味では当初の目的はもう十分に達成されたと言えます。


私はてっきりプライベートが忙しくなるのでお休みするのかと思っていたのですが、どうも違うようです。話を聞いてみると、「自分が歌うのはソロではなく合唱なので、合唱をより良く歌えるような発声を模索してみたい」とのことでした。


いやー、かつての私を見ているようです笑


なんと、頭が固い笑


当たり前のことですが、声楽と合唱とで発声法は変わりませんし、そもそも声楽と合唱を分けて考えること自体どうかと思います。


そうなんですが、声楽がある程度上達してくると、声楽に使うような強い声が鍛えられてくる反面、合唱で使うような弱音やハモり声のコントロールが難しくなります。それは誰でも通る道ですが、この時期は発声について色々悩んでしまいやすいんですよね。


この時期は師を信じてひたすら練習に励むことです。そうして練習が次の段階に進む頃には、合唱はどう歌おう、声楽はどう歌おう、などと悩むことはなくなっています。


・・・と思いますが、あえてHさんには言いませんでした。なぜなら、その時期の私は発声についての疑問やメソッドに対する不信感でいっぱいで、先生の言うこともどこか上の空で聞いていたように思うからです。若かった、うん。


まだ彼女は20代前半。彼女の先生としては、彼女が発声についてそんな悩みを抱えるくらいに成長したことを嬉しく思うし、また、過去の自分を思い出して少し微笑ましくなります。


悩んだ結果、彼女が声楽的な歌い方を捨てるのか、別の先生に師事するのか、または私の元に帰ってくるのか、、、


どうなるかはわかりませんが、いずれにしても彼女の選択を尊重したいと思います。

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